糖尿病や血糖値の気になる方、ダイエット中の方たちにも安心して本物の和菓子を楽しんでもらいたい、そのような想いから砂糖を一切使用せず、3年にわたって食品工学の専門家や和菓子技術指導員と交えて開発を続けてきた低糖質和菓子の商品化を実現、第一弾として、「低糖質どら焼き」を販売しました。
「かねご製餡」は昭和43年に青森県八戸市で製銘業を創業した「あんこ屋」です。
これまで、東北地方を中心に、半世紀にわたり和菓子屋さんへ上質な餡を卸して参りました。
10年ほど前から、ずっと、あたためてきた想いがありました。
自分たちで、作れないだろうか…
美味しくて、体にもやさしい餡を。
こだわったのは「低糖質」。
中国では漢方として広く使われていた天然由来の甘味料、“羅漢果(ラカンカ)”との出会いが、ひらめきを与えてくれました。
やわらかい甘さを持つ羅漢果は、植物由来でしかもカロリーがゼロ。糖質を大幅に抑えられるこの羅漢果を、どうにか、餡に応用できないものかと考えたのです。
従来からの取引先に加え、知恵を貸してくださった食品工学の研究をしている大学の先生、全国で和菓子の技術指導をしている職人さんとの縁が交わり合いながら、低糖質・低カロリーの体にやさしい和菓子づくりがはじまりました。もちろん使う材料は、「かねご製餡」自慢の北海道産の高品質な小豆を使った上質な餡。
砂糖を全く使わない。健康を考えた和菓子づくり、それは今までにない挑戦です。
経済産業省の「ものづくり補助金」を活用できたということも、開発を進めていくにあたって、背中を大きく後押ししました。また、世界的な食品安全マネジメントシステム「FSSC(Food Safety System Certification)22000」の認証範囲を、従来の「餡の製造」から「和菓子の製造」を加え拡大したことで、より高い水準での品質管理を実現し、より安心・安全な商品をお届けすることもできるようになりました。
開発のなか、心の片隅にいつもあったのは、創業者でもある、父・中居林 敏治の姿でした。
誰よりも和菓子が好きだった父は、長年糖尿病とたたかい、晩年にはすい臓がんと認知症を併発していました。だめだと言っても、甘いものをほしがる父。
布団のなかから隠れて食べたと思しき、お菓子の包み紙などが見つかるたびに、我慢する本人はもちろん、我慢させる家族にも、つらい気持ちが残りました。すでに余命はわかっていたので、好きだった和菓子を食べさせてあげたかったな、という後悔もありました。
このときの気持ちが、低糖質の和菓子を開発していく原点となりました。
餡に使われる原料の小豆は、もともとポリフェノール、ビタミンB1・B2や食物繊維が豊富な健康的な食材です。
上質な小豆と羅漢果で、「かねご製餡」独自の最高の餡を作り、糖質を制限された人でも美味しく、安心して食べられる、本物の和菓子。
材料にウソをつくことなく、糖質を抑える方法を徹底的に追求し、和菓子ならではの製法はそのまま大切にしながら風味や食感にも、納得がいくまで挑戦し続けました。
砂糖を一切使わないという、自ら課したハードルを乗り越えてあんこ屋として、誠実に和菓子づくりと向き合ってから3年、思い描いていた体に負担の少ない和菓子の商品化についに成功しました。
羅漢果の優しい風味に溶け合うまろやかな甘さが特徴です。
最新の研究に裏づけられた知恵と、本物と伝統の技術が融合し、従来の和菓子のイメージを大きく覆す低糖質・低カロリーを実現しました。
小さなお子様から、お年寄り、糖質が気になる方にも、安心して笑顔で食べてもらいたい、作り手の真心を添えてお届けします。